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ヴェネチアンビーズ(ベネチアンビーズ)は、イタリアの北東部にあるヴェネチア(ベニス)で作られるガラス製のビーズをいいます。
「水の都ベニス」は多くの島と運河で成り立つ水上都市で、約1500年前に海を埋め立てたこの地に人々が住み始めました。
ヴェネチア本島に近いムラーノ島は歴史的にガラス細工が非常に有名で、その芸術性の高さは広く世間に知られるところです。
ヴェネチアンビーズは、元来ヨーロッパの王族や貴族の間でメジャーな商品であり、ドレスの装飾に使われたり、アフリカとの交易品として珍重されたりという輝かしい歴史を持ちます。 |
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今から約700年前、13世紀頃から量産されるようになったヴェネチアンガラスですが、職人たちの持つ高度な技術の流失を防ぐため、彼らはムラーノ島から外にでることを禁止され、脱出者は死罪に科せられる反面、貢献者には貴族の称号を与えられるなどの政策が施されました。
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ガラス産業が最盛期を迎えた18世紀を過ぎると貿易産業は後退し、更には19世紀の初めにナポレオン軍によるガラス職人組合の廃止によって、ヴェネチアンガラスは消滅したかのような時期もあったようです。
そのヴェネチアンガラスの復興のきっかけとなったのは、「ビーズ」だと言われています。
コンテリエ(極小シードビーズ)が、フランス革命後に台頭した富を持つ層に支持され、女性の衣装の装飾に使われるなど、大量に生産されました。また、1920年代に活発だった「博覧会」への出展により、ヴェネチアンガラスの芸術性の高さは、広く認識されるところとなったのです。 |
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現在、ヴェネチアンビーズはすでに世界各国に広まり、ハンドメイドならではの美しさはよく知られるところですが、広い意味での現代のヴェネチアンビーズは、ムラーノ島で手作業で作られたもの以外にも、工業的に量産されたものもあるようです。現代では昔と違い、その技術の流出防止については成すすべもなく、またヴェネチアンビーズを認証する公的機関もないようで、狭義での「ムラーノ島での職人によるヴェネチアンビーズ」を特定するのは、一般的には難しいかもしれません。 |
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「職人の手によるヴェネチアンビーズ」は、それを作る職人により、ガラスの形や風合いが異なります。
また、当然ながら作る職人の数だけ種類があると言われ、ビーズのひとつひとつには、職人の個性やセンスが様々な技法を使って表現されています。
700年もの歴史を現代に伝えるヴェネチアンガラスの技術の高さとその美しさは、もちろんビーズ細工にも濃厚に反映されています。
手に取った一つのヴェネチアンビーズが、創作者のイマジネーションを十二分に刺激していることをみてとれば、その芸術性の高さはお分かりいただけるのではないかと思います。 |
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